#1385 ガンダムADAPT (ガンダムアダプト)



2018年05月17日
その他ガンダムトイ

時代が生んだ、奇跡のガンダム食玩。

それはオーパーツにも例えられ、
発売から12年を経た現在でも
ガンダム食玩の最高峰として
語り継がれているガンダムADAPT

MSの「リアルロボット」という側面を
工業製品的観点から捉え、オリジナルの
コンセプトデザインで立体化した
固定ポーズのフィギュア。

食玩にしては過剰すぎる緻密なディテールは
その低価格とも相まって、当時のユーザーに
多大なインパクトを与えた。

今回は、もはや648円という価格での
商品化は不可能である伝説の食玩を
軽くレビューしてみるよ。

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モビルスーツガンダム アダプト GUNDAM ADAPT 全5種セット
バンダイ
売り上げランキング: 413,803


公式では、発売は2006年8月とある。
もうそんな昔の物なのね…

中国での生産が軌道に乗り、
食玩やガシャポンなどトレフィグの
最盛期ともいえる頃だったか。

いや、2007年3月に発売された
4年続いたガンダム食玩の
シリーズラストアイテム
800円超えてて驚いた記憶があるから
2006年の後半ぐらいだと、
もう値上がりはジワジワと感じられるように
なっていたと思う。

思えば、リアル体型のガンダムの
トレフィグの類は今やGフレームしか
存在しない状況。

特に固定ポーズのアイテムは
6年ぐらい集めていたシリーズが終了し
以降、一部の限定品を除いて完全消滅…


①ガンダム


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それでは全4種を順番にレビュー。

ノーマル4種に加え、シークレットとして
ガンメタで塗装されたG3ガンダムが
存在するけど、そっちは持ってないです。

まずはシリーズ第1弾のラインナップとしては
ド定番のRX-78-2 ガンダム。

クセのあるデザインが特長の本シリーズの中で
パッと見オリジナルとあまり差異が無い
オーソドックスな仕上がり。

全体的にオリジナルのディテールが
入ってるんだけど、他のアイテムが
曲者揃いなので、それらと比べると
インパクトは弱いね。


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全塗装仕上げで、各関節部だけなく、
腹の隙間からチラ見えするメカ部分まで
しっかり塗られている。

実際に分解したことは無いけど、
パーツ点数も食玩ではありえないレベルで
多いはず。


②ザクI


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続いてザクIこと旧ザク。
コイツがいちばん人気だったかな。

スリーゼロあたりのトイを思わせるような
工業製品を意識した独自解釈で全くの別物に

…なっているはずなんだけど、
ザクの基本的なフォルムは維持されており、
そのせいか全くザクとしての違和感を感じない。
かなり情報量は多いはずなのに、
見た感じはシンプルな印象を受ける不思議。

露わになった肩部のフレームや
膝裏の動力パイプなど、メカディテールの
秀逸さは本シリーズ屈指である。


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やはり目を引くのは大型のガドリングガン。

自機の全高に匹敵するサイズの武器を
重そうに持ち上げて構えている
ポージングもお気に入り。


③メタス


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続いてはメタス。
劇中やゲームでの露出度の割には
いまだに立体化の少ないMSであり、
意外なチョイスとも思える。

メタスは腰がパイプ接続になっており、
工業製品的アプローチとは親和性が高そう
なので、それがラインナップの理由かな。

股間がサブアームになっていたり、
背面のMA時に機首となる部分が
ウエポンラックのようになっていたり、
かなり攻撃的なアレンジ。
背面の箱状のパーツはミサイルポッド?

でも、いちばん工業的な意匠になっている
ようにも感じられ、「作業用メタス」と
言われても違和感は無い。
両腕のビームガンも溶接機のように
見えなくもないし(弾倉らしきパーツもあるけど)。


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あまりに緻密な見た目なので、
可動しそうだけど、ガンダムアダプトは
どのアイテムも全く無可動。

アダプトのメタスは以前、
MAに変形できるように改造していた
人もいたような。
細かくパーツ分割されているため、
可動化しやすいのかもしれない。

またメタスには簡易スタンドが付いているけど
使わなくても難無く自立する。


④ララァ・スン専用モビルアーマー


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ラストはララァ・スン専用モビルアーマー
…もといエルメス。

シリーズの中ではいちばん手に入りやすい
かもしれない。

リアル方向に舵を切った結果、
最も大胆にアレンジされており、
ちょっと宇宙戦闘機を思わせる意匠に。

上部装甲はクリアパーツ使用で、
内部のメカが透けて見えるのが結構好き。

もちろんエルメスも全塗装仕上げ。
上部装甲裏まで細かく塗り分けられてるとか
もう今日びでは考えられない。


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カウルは着脱可で、内部メカも塗装済み。

リアルを斜め上から解釈し、
ソロモンエクスプレスの設定を拾って
いたなら、ここには脳みそになっていた。


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機体上部の箱状のパーツは
ビットコンテナのようだ。
着脱式で、片側のハッチが開いた状態に
なっている。

ちなみにエルメスのみ、一部パーツが
無色クリアになったキャラホビ限定版もある。
最近近所の店で1000円ぐらいで売ってるのを
見たけど、買っときゃ良かったかな。


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今生き残っている唯一のリアル等身の
ガンダム食玩との比較。
大きさはざっくりこんな感じ。
ガンダムSTADartよりは大きめ。


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各アイテムにはカードも付属。
裏面には線画のデザイン画が描かれている。

またブリスターに入れられた状態で
箱に入っており、フィギュア本体以外にも
コストが掛けられている感。




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もし今、これと同じ仕様で再販したら、
3000円以上は掛かるような…
まあ当時でもコストオーバー感があったけどね。

そのせいか、ガンダムアダプトは1弾のみで
終了。第2弾も企画されており、
ジムスナイパー、ザクタンク、ドーベンウルフ
などのラインナップが予定されていたという
情報も見たことあるけど、真偽のほどは不明。

でもこの後程無く、フィギュア業界は
生産コスト増に見舞われることになるので
どのみち長くは続かなかっただろう。

エルメス以外はあまり見掛けることが
無いので、入手難易度や相場感は
よく分からないけど、あの当時だから
実現した奇跡とも呼べるアイテムを
手にしてみたい人は中古販売を
チェックしてみてね


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とびうお
Posted by とびうお
まとめ