【レビュー】 #1680 SUPER HCMpro ガンダムエクシアDX



2020年05月23日
その他ガンダムトイ

もしスーパーハイコンプロが存続していた
なら、今頃映像作品の主役ガンダムは
ほぼコンプしていたかしら?

マウンテンサイクルから発掘した
SUPER HCMpro ガンダムエクシアDX
弄りながら、そんなことも思う。

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2004~2009年に掛けて、ガンプラの
ホビー事業部からリリースされていた
完成品ガンダムトイ・HCMproシリーズ。
ガンダム以外もあったけど)

00年代の初頭~中盤は、フィギュアの
中国生産がピークだった頃で、低コストでの
製造が可能だった故、ジュースや缶コーヒー
のオマケにフル彩色のフィギュアが普通に
付いていた時代(これが昔話になるとはね)。

プラモデルの部署でありながら、
ホビー事業部もこの流れに参入し、
コレクター事業部の領域だけでなく、
キャンディ事業部やベンダー事業部が
作るようなアイテムも手掛けていた。
このシリーズを必死になって集めていた人も
多いだろう。

話をハイコンプロに戻すが、
その上位モデルとして展開されたのが
スーパーハイコンプロ。

通常のハイコンプロは1/200だったが
1/144にスケールアップ。

ガンプラで培った技術も取り入れつつ、
よりギミック、ディテール等にこだわり
当時のガンダムトイの中でも上位ブランドに
位置づけられるアイテムだった。

しかし、生産コストの上昇等に伴い、
スーパーハイコンプロは短命に終了。
ほぼ同時期に、ホビー事業部も完成品から
撤退し、元のプラモデル事業に専念するよう
になった。

その後の魂ネイションブランドの躍進で
今や語られる機会はほとんど無いが、
本日着弾したロボット魂のレビューの前に
スーパーハイコンプロが遺した数少ない
ラインナップから、ガンダムエクシアを
紹介しよう。

新作を追い掛けるのもいいけど、
歴史の影に埋もれた逸品を掘り起こして
みるのも、また一興。


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2009年3月発売。
当時の定価は7560円。

SURPER HCMproのエクシアは
通常版とDX版の2タイプが同時発売。
DX版にはエクシアリペアへの換装パーツが
付属。

また、通常版はアニメをイメージした
彩色なのに対し、DX版はメタル粒子を
含んだ塗料で塗装され、マーキングが
施されている。

エクシアはファーストシーズンの主役機だが
リペアの換装パーツが付属するように、
セカンドシーズン開始後の発売。
よって、パッケージの刹那のイラストは
セカンドシーズンのものになっている。
(通常盤はファーストシーズンのイラスト)


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大まかな商品構成は、エクシアの武器である
セブンソード一式、リペア換装パーツ、
交換用手首(平手2種/各左右)、
ゼログラビティベース。

GNドライブは別パーツで着脱できる仕様。
1/144なので、GNアームズと合体でき、
そのジョイントも付属している。
(ガンプラと互換性を持たせるなんて、
魂ネイション系の商品では未だに無いからね)

交換用の頭部アンテナ、ビームサーベルの柄
はランナーパーツ。未開封の状態で発掘
されたので、写真ではランナーのまま。


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今の目で見ると、ややモッサリした
プロポーションにも見えるが、悪くはない。

ただ完成品なのに握り手の形状が
もろにガンプラ。出自は隠せないということか。

前述の通り、メタル粒子を含んだ塗料で
塗装されており、ほんのり金属っぽい質感に。
メタリック過ぎないメタリックで
他のガンダムフィギュアには
あまりない感じの仕上がり。

この塗装のせいで、塗膜が厚くなったのか
素材が硬質の割には、ややダルく見えるが
そんなに気になるレベルではない。


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顔が下にスライドする。
どんな意味があるのかは分からんが。

頭部アンテナは軟質製。
お好みで硬質の交換用アンテナを使う。

胸の装甲は引き出して左右に開くことが
できる。肩の黄色いアンテナも可動。

胸部など各部のレンズはクリアパーツ製。
裏は銀色で塗装されており、キレイな仕上がり。


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最初にゼログラビティベースを説明して
おこう。

珍しい縦置き型のスタンド。
エクシアを無重力感覚で飾ることができる
…とのこと。

支柱は2箇所が可動し、エクシアの
お尻に接続。

実質的には、通常のスタンドと大して
代わらない気はするが、使い勝手はいい。
安定感もある。

台座と支柱の接続部は軸回転。
エクシアと支柱の接続部も回転すれば、
もっと便利だったかもしれない。


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台座には8箇所ダボがあり、足裏の穴に
差し込んで飾ることもできる。

ただこの場合、膝や足首の関節が本体を
支えきれず、ポージングを維持できない
場合もある。

なお通常版のゼログラビティベースは
グレーだが、DX版はクリアグリーンに
ラメが埋め込まれた、宇宙空間をイメージ
させるものになっている。


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10年ぐらい前のアイテムだが
最近の物と比べて遜色の無い
可動ギミックを持つ。

首は少し引き出すことができ、
上下の可動域は十分。

肩は引き出し式。
胴体からブロックを引き出すような
最近の定番的な仕様とは異なる構造。
肩を引くと、その内側に収納されていた
ブロックが出てくる。

腕は真横ぐらいまで上がることができ、
前腕に武器を取り付けていなければ
肘は90度以上曲がる。

腹部と腰は普通に丸軸接続。
上に引くと抜ける。

胸と腹の接続部で若干捻ることができ
その際、両脇腹の赤い部分が上下に動く。

足回りの可動も良好で、膝は腿の裏と
ふくはらぎが付くぐらい曲がり、
足首も引き出し式で、接地は良好。


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GNソードも設定通り可動。
刃は2色のガンメタで塗り分けられている。





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GNブレードは刃がシルバーで塗装されて
いる。他のエクシアの立体物には無かった
解釈かも。

腰のGNブレードマウント部は
差し替えではなく引き出し式。

丸い部分を引き、ボールジョイントを出して
GNブレードを取り付けるのだが、
この部分の保持力がほぼ皆無。
特にロングブレードはまともに固定できない。
SUPER HCMproエクシアの最大の欠点。

仕方ないのでブルタックを少量付けて
保持し、なんとか撮影を乗り切った。

ついでに後腰のビームサーベルラックは
横向きにも可動する。


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ビームサーベル、ビームダガーの
刃は蛍光色で塗装され鮮やかな仕上がり。

ビームサーベルの刃は長すぎる気もするが。


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ゼログラビティベースの裏側には
ビームサーベル/ダガーの刃、GNブレード、
手首を収納可。

GNブレードはポージングの邪魔になること
もあるので便利な仕様かも。


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エクシアリペアに換装。

欠損したパーツを取り外し、
頭部、コクピットハッチ、左胸全部装甲、
GNソードの装甲部と刃を交換。
左腕にマントを取り付ける。

右膝装甲を取り外したダボがそのままなのは
気になる。


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マントも塗装され、シャドウが吹かれて
いるが、ワンパーツ仕様のためか、
ショボく見える。
マントが派手に動くヤツもあったしね。

GNソードの装甲部はダメージ表現か
ウエザリングのつもりであろう塗装が
施されているが、かなり雑。

メカ部分が露出する半壊した頭部は、
小サイズにしては細かく仕上げられている。








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GNブレードがポロリするストレスが
ハンパ無いけど、独特の塗装表現による
半メタリックのような質感と可動性は
今の感性でも高く評価できる。

このエクシアは最後のスーパーハイコンプロ
ともども、数年前までは場末の玩具屋や
模型店でよく見掛けた気がするが、
まだ地方のほうに行くと普通に売っているのかな?

まあでも、定価以下で買えるので
今や食玩とガシャポンを除けば絶滅危惧種に
近い、魂ネイション系以外のガンダムトイ
にも興味がある人は、チェックしてみてね。


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とびうお
Posted by とびうお