【レビュー】 #2014a KitzConcept 1/72 VF-1S GOD OF FLAME WITH FAST PACK ARMOUR (バトロイド編)
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2023年02月09日
今年は海外メーカーのロボットトイが
もっとアツくなる?
日本では発売されないと思っていた
メタルな大物もスータンから届いたばかりだが
今回は久しぶりに海外のECから
直接お取り寄せした日本未発売の
(もとい、日本では発売できないと思う)
アイテムを紹介するよ。

香港の玩具メーカー・KitzConcept社から
限定リリースされた
1/72 VF-1S GOD OF FLAME
WITH FAST PACK ARMOUR。
海外にてマクロスの玩具商品化権を取得し、
キッズコンセプト社。
1/72スケールのVF-1の可変トイも
手掛けており、既に多くのバリエーションが
発売されている。
マクロスとロボテックのダブル名義のせいか
TV版の機体ばかりだが、新たにリリース
されたのは、トランスフォーマーの
キャラクター・スカイファイアーの
カラーリングのVF-1S。
80年代当時、タカトクの変形バルキリーが
そのまま色だけ変更し、スカイファイアーの
玩具として海外で発売されたが
(アニメではデザインは変更されたらしいが)
そのカラーリングを再現した物となる。
ただし、版権の事情からか機体名は
スカイファイアー、別名称(?)の
ジェットファイアーでもなく、
GOD OF FLAMEと銘打たれている。
出自が出自だけに、
バンダイやアルカディアは
まず手を出しそうに無いカラバリ。
(バンダイとかもたまに不思議なカラバリを
出したりするけど)
前述の当時物を除けば、こればかりは
KitzConceptしか選択肢は無いだろうと
思い(少し変わったカラバリも出ている
海外メーカーのシリーズにラインアップ
されていたかもしれないが)、
同社の可変VF-1の初購入となった。

箱にはマクロスとロボテックの
両方のロゴが入っている。
本商品は当初500個限定だったが、
即完売したため、2688個に増産。
箱にはシリアル番号も入っている。
限定品でも、欲しい人が多いなら
即増産を決めるフットワークと
商魂の逞しさは好きよ。
購入したのはキッズコンセプトの
公式サイトから。他でも取り扱いが
あったのかは知らない。




箱IN箱。
本体とファストパックが分けられて
セットされている。
箱の中に箱が入っており、その中に
本体とスタンドのブリスター、
説明書が入っている。
スーパーパーツはインナーBOXに
入っておらず、ブリスターのまま。
説明書も本体とは別になっている。
本体だけ、また別売りするつもり
なのかしら?
付属品は─
・ガンポッド
・ガンポッド用ベルト
・脇腹の隙間を埋めるパーツ左右
・太腿のシャッターパーツ左右
・ミサイル×4
・交換用手首×6
・スタンド一式
・スーパーパーツ一式
・反応弾×4セット
・ボタン電池×12個
─以上。
手首はデフォルトでは変形用の可動指の物が
付いており、見映え重視の交換用として
拳(左右)、銃持ち手(右)、銃添え手(左)、
指を閉じた平手(右)、指を開いた平手(左)
が付属する。



まずはバトロイドから。
プロポーションは、胸が少し大きいような気も
するが、何となく既視感を感じるスマートな
体型で悪くはない。
外装は白い部分も塗装されており、
モールドにはスミ入れが施されている。
国内メーカーのアイテムだと、
基本は成型色、スミ入れはオミットだよね。
赤い部分はなぜかメタリック塗装。
マーキングもプリントされている。
塗装精度に関しては上の下ぐらいの感じかな。
関節部以外は全塗装で、スミ入れも
くどさは無く、仕上がりはいい感じだが
少し色の剥がれやゴミの巻き込みが見られる。

頭頂部まで20cmぐらい。
ハイメタルRとDX超合金の中間の大きさ。
1/72となっているが、
実際は1/60ぐらいかな。
思っていたよりも大きい。
アルカディア&やまとのVF-1までは
引っ張り出せなかったけど、もしかしたら
それよりも少し大きいかも。
なお合金パーツはあまり使用されていない
ようだ。関節部の軸やビス、電飾周りと
足首ぐらいか?


続いて可動範囲のチェック。
首の上下の可動域は広い。
目線を真上近くまで上げることができ、
下方向へも45度ぐらい下げることが
できる。


腕はほぼ真上まで上げることが可。
肩は前方にスイングさせることもできる。
肘はV字型に曲げられる。


腰(機種)に回転軸あり。
脚部はフレームに接続されており、
そのフレームが機首に固定される構造だが
フレームにも回転軸があるため、
僅かに腰を左右に捻ることができる。


開脚は7時25分と8時20分の間ぐらい
開く。
ウイングを開いて干渉を避ければ
脚は高く上げることができる。
膝の可動域は約90度。
前方向にも90度弱曲げられる。
写真ではそのままだが、
ガウォークに変形するので
太腿の上部も曲げられる。

太腿の上部を少しだけ外側に曲げることが
でき、膝関節にはロール軸がある。
関節部分にはポリっぽい質感の
プラパーツ(少し光沢があり、
何となく柔らかそうな質感のプラ)が
使われている。
股関節のフレームに関しても同様で、
脚の付け根にグラつきもあるので、
強度的に大丈夫なのか少し心配。
この部分ぐらいは金属パーツにして
欲しかったわ。



真っ赤なスーパーパーツを取り付け、
スカイファイアー完全体に。
前述の通り、股関節がグラつくので
バランスを取らないと背負い物の重さに負けて
倒れてしまう。

スーパーパーツはメタリックレッドで
塗装されている。
バーニアの内側等はシルバーで
塗装されており、メカニカルで
重厚感のある仕上がり。
いつの前にか爆騰している限定品でも
実証済みのように、メタリックレッドは
通常の3倍かっこよくなるので
確かにキレイで見た目は良いのだが
なぜメタリックになったのかは謎。
本体のカラーリングと違和感があるわけでは
ないが、普通にツヤ消しの塗装のほうが
ベターだった気もする。
メタリックレッドだと、
某社のアイアンマンのように、
塗膜にひび割れが発生したり、
数年後には普通のシルバーになってしまうかも
しれないし。
なお、ブースターの連合軍マークの中央部は
白で塗装されているが、メタリックレッドに
上塗りされているのか、薄ら赤くなっている。


背部のブースターは内部メカが
再現されている。
メカ部分も全塗装されており、
ツヤ消しとメタリックのハイブリットで
仕上がりは良好。
発光ギミックも仕込まれているが、
それは後ほど。
バックパックにジョイントを挟み、
それにブースターを取り付ける仕様だが、
尾翼と干渉しがちで、やや取り付けづらさを
感じる。
また前部(ミサイルランチャー部)の装甲が
固定されない。ブースターの先端が下になると
そのまま素直に外れる。


脚部の装甲もしっかりメタリックレッド。
内部メカも同様に再現されており、
発光ギミックも搭載。


ガンポッド。
少し小さいような気もする。
ベルトは軟質性で着脱可。
砲口とセンサーに発光ギミックあり。
赤く光る。
ややグリップが外れやすい。




首と腕周りはよく動くが、
胴や下半身の可動は制限されるので
ポージングの自由度は広くない。
翼を閉じた状態だと、腿の上部が干渉し
脚はほとんど前後に動かすことは出来ない。
また、ちゃんとロックされないので
動かしていると、少しばかりだが、
胸の装甲が上にズレやすい。

交換用手首は塗膜でボールジョイントが
太くなっているせいか、
まともに取り付けられるのは両拳と
ガンポッドの持ち手のみ。
他の手首はちゃんと嵌め込めない。
別に白は成型色でも良かったと
思うんだ。



クリアパーツ製の簡易スタンドが付属。
支柱をバックパックに挟んで保持する仕様で
前後に角度調整が可。
ちょっと浮かせて飾ることができる程度の物。
─バトロイドに関しては、こんな所かな。
長くなったので、ガウォーク、ファイターに
ついては、レビュー後編にて─
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まだ予約可能だったよ。
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